今回はシュタイナー学校で行われる季節の催しをご紹介します。
子どもたちも私たち保護者も星の祭りが大好きです。
星の祭りとは七夕の時期に学内で行われるおまつりで、ここで子どもたちは授業で習った歌や楽器を披露します。
会場は、学校。
思い思いの柄の浴衣や甚平を身に着けた子どもたちが、保護者が切り出してきた何本もの竹に、願い事を書いた短冊を飾ります。
折り紙で作られた色とりどりの飾りと短冊がヒラヒラと揺れ、木造校舎に高く大きな竹が立ち上がると、そこかしこから『おぉ』と声が漏れます。
いったん教室に戻った子どもたちや教員は、あたりがほんのり薄暗くなってきた頃また校庭に集まり、おまつりが始まります。
まずは、器楽部が登場。毎年このおまつりの開催を告げるのは器楽部の演奏です。
さまざまな楽器を手にして少し誇らしげな子どもたち。
校舎の真ん中の廊下に並んでこの日のために練習した曲を演奏します。
器楽部の演奏でおまつりムードが高まったその後、学年ごとに1学期の間、授業で習った歌や楽器を披露します。
低学年が立ち上がって歌いだすと上級生が励ましの声をかけたり、自分たちの小さな頃を思い出すのか優しい視線を送りながらリズムを取るなどしています。
順々に発表する学年が上がり高等部となると、まるで競うかのように歌声を響かせます。
授業で習った曲を披露する、の域を超える、聞いて欲しい、聞かせたいという心のこもった歌声に圧倒されます。
7月の頭に卒業演劇という大きなプロジェクトを終えたばかりの12年生。
『星の祭りに向けた練習ができなかった!』と言いながらも、最後の星の祭りということで卒業演劇でのワンシーンも取り入れつつ、十八番の1曲を含めて2曲でさすが最高学年、まさに面目躍如の拍手喝采。
この頃には、もうあたりは真っ暗。
校舎からの明かりがほんのりとあたりを照らし出し、最後にこの場に居合わせた全ての人が心を合わせて一つの歌を歌います。
子どもも教員も保護者も、全てを一体とした歌声が高い夜空に溶け込んでいきます。
まだもう少しここに居たいと願う頃、おまつりはおひらき。
後ろ髪をひかれながら家路につきます。
来年の星の祭りを楽しみに・・・
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